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LEARN

 つい最近、私はダラスのホテルに泊まる機会がありました。そこでフロントデスクで働いていた青年に、そのホテルには怒った客の対応の仕方を定めた対応策があるのかと尋ねてみました。私は怒っていないことを彼に伝え、怒った客に関するリサーチをしているのだと説明しました。
 その青年は、とてもはっきりした答えをくれました。
 「当ホテルは、LEARNというアクロスティックの方針に基づいて、客の対応をしています」と言い、それを明瞭に唱えて披露してくれました。

●L Listen(聞く)―顧客の苦情に耳を傾ける
●E Empathize(共感する)―なぜ腹を立てたのかわかると顧客に伝える
●A Apologize(謝罪する)
●R Response & React(応答・反応する)―事を正す
●N Notify(通知する)―その顧客に連絡し、どう対処されたか知らせる
 明らかに、この従業員はしっかりと教育されていました!


  ゲーリー・チャップマン、ジェニファー・トーマス著「赦しをもたらす5つの方法」より

 

# by Bible-door | 2012-05-27 12:13 | 会社で | Trackback | Comments(0)

謝罪か宣戦布告か

 夫婦関係の家庭内騒動は、たいていの場合、進んで謝罪したがらない態度に根本的な原因があります。
 妻は「主人は、私をボロ扱いにした後に、夜になるとすぐ一緒にベッドに入りたがります。そんなのずるいと思います」と言います。
 その一方で夫のほうは、「妻は私をまったく子ども扱いして支配的です。私は母親が二人欲しくて結婚したんじゃありません」と言います。
 両者とも傷つき、両者とも怒りを抱き、両者とも失敗したのです。しかし、どちらも自分から進んで謝ろうという気がないのです。謝罪がないために、彼らは宣戦布告をし、時にはそれが何年も続き、しまいには離婚や死という結果をもたらすのです。
 健全な結婚生活を営む夫婦は、自発的に進んで謝罪をするものです。

 ゲーリー・チャップマン、ジェニファー・トーマス著「赦しをもたらす5つの方法」より
# by Bible-door | 2012-05-27 09:18 | 恋愛、結婚、家庭、人間関係 | Trackback | Comments(0)

5つの謝罪の言語

 1970年代に人気を集めた映画「ある愛の詩」のなかに、「愛とは、一度も『ごめんね』と言わずにすむことだ」という有名な台詞がでてきます。
 事実はまったく逆です。愛とは、「ごめんね」と言うことであり、本物の愛は、過ちを犯した者の謝罪と不当に扱われた者の赦しを含んでいるのです。これが、回復した愛の関係への道です。そしてすべては、傷つけてしまった相手に対して、適切な謝罪のことばを学んで語るところから始まるのです。

 [5つの謝罪の言語]
●謝罪の言語1 後悔の念を伝える―「ごめんなさい」
●謝罪の言語2 責任を認める―「私が悪かった」
●謝罪の言語3 償いをする「何をしたらいい?」
●謝罪の言語4 真に悔い改める―「二度としないようにする」
●謝罪の言語5 赦しを請う―「赦してください」

  ゲーリー・チャップマン、ジェニファー・トーマス著「赦しをもたらす5つの方法」より
# by Bible-door | 2012-05-27 09:06 | 恋愛、結婚、家庭、人間関係 | Trackback | Comments(0)

謝罪

 正義は、私たちにある程度の満足感をもたらします。しかしながらほとんどの場合、人間関係を回復してはくれません。
 従業員が会社から何かを盗んだことが発覚し、裁判にかけられ、罰金を取られたり受刑の宣告を受けたりしたとします。その場合、人々は、”当然の報い”と言うでしょう。しかし会社がその従業員を元の管理職の地位に戻すことなどまずありません。
 その一方で、会社からものを盗んだその従業員が、もし自分の過ちをすぐに認めて、自分の過失を自ら上司に報告し、嘘偽りのない後悔の念を示して慈悲を請うなら、その会社で仕事を続けられる可能性も出てきます。
 人間は驚くほどの”赦す力”を持っています。
 私は何年も前にイギリスのコベントリーという町を訪ねたことがあります。そこには第二次世界大戦中にナチスから爆撃を受けたという大聖堂があります。その残骸となった大聖堂の中に立ち、その脇に新しく建てられた大聖堂について話をするガイドに耳を傾けました。
 その新しい大聖堂は、戦後数年たった後に、同国人たちが加えた損害のお詫びをしたいというドイツ人グループが、イギリスに来て建て上げたというのです。そして新しい大聖堂の陰に、崩壊した聖堂跡を残すことに皆が同意したというのです。
 その二つの建物は、非常に象徴的な建物です。一つは人間同士の不人情と残酷さ、そしてもう一つは赦しと和解の力を象徴しています。
 人間関係が不正行為によって破壊されるとき、私たちの内側にある何かが和解を求めます。和解を求める思いは、正義を求める力よりも強いものです。その関係が親密であればあるほど、和解の願いも深くなります。
 夫が妻を不当に扱った場合、妻は、正義を求める思いと慈悲の思いの板ばさみになります。「夫は犯した過ちの罰を受けるべきだ」と思うその一方で、夫との和解をも願うのです。
 本物の和解を可能にするのは、夫からの謝罪です。夫の謝罪がなければ、妻は道徳心に押されて、正義を要求します。
 長い年月のカウンセリング経験で、私はいくつもの離婚訴訟をこの目で見てきました。何が公正かを見極めようとする裁判官の姿を観察してきました。心からの謝罪があればそんな悲しい結末にならずにすむのではないか、と幾度も思ったものです。

 ゲーリー・チャップマン、ジェニファー・トーマス著「赦しをもたらす5つの方法」より

# by Bible-door | 2012-05-27 08:48 | 恋愛、結婚、家庭、人間関係 | Trackback | Comments(0)

ブータン流、幸せ

 すると彼は、興味深そうにその話を聞いた後、真面目な顔になってこう言いました。
 「幸せになろうと思ったらね、自分の幸せを願ってはいけないんだ。自分の幸せを探し出したら、どんどん、幸せから遠ざかってしまうよ」
 そして、こう続けました。
 「これはとても大切なことなんだ。幸せを願うのであったら、自分の幸せではなく、周囲の人の幸せを願わなくてはいけない。家族だとか、友人だとか、自分の身近な人たち。そして周りの人たちが幸せでいられるように、できるかぎりのことをするんだ。知ってるかい?人のためになにか役に立つことをして、相手が幸せになるのを見ると、自分にもとても大きな満足感が返ってくるんだよ。それは、自分のためになにかしたときより、ずっと大きな満足感なんだ。幸せになりたかったら、まず、周りの人の幸せを願って、そのためになにかすることが大切なんだ。自分の幸せを探し出したら、幸せはみつからないんだよ。ブータン人は、それをみんなよくわかっている」
 たしかに、そうかもしれない、と思いました。幸せの国といわれるブータンの人たちですが、私はブータンの人が「幸せになりたい!」とか「私は幸せではない気がする・・・・」と自分の幸せについて語っているのを、一度も聞いたことがありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 幸せの国ブータンにあこがれ、その秘密を探ろうとする私たち日本人は、もしかして、「自分の幸せ」を求めてブータンにヒントを探しているのではないでしょうか。しかし、ブータンのGNH(国民総幸福量)コミッションの長官にいわせれば、それは本末転倒なことなのかもしれません。
 「自分の幸せを探していては、それはみつからないよ」と。

  御手洗瑞子著「ブータン、これでいいのだ」
# by Bible-door | 2012-05-25 17:14 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

ブータン流、生真面目にならない

 そんな相談をすると、決まって上司は笑いました。「たまこは、生真面目すぎるんだよ」と。「日本人だからかなぁ。でもそこは、たまこはもっとブータンで学んだほうがいいよなぁ」などとぶつぶつ言いながら、上司はこんな話をしてくれました。
 「なんでも『どうにかできる』と思っていはいけないよ。それは、人間の過信というものだ。人間なんて、大きな大きな自然の中の、ほんのちっぽけな存在でしかない。しかも、そのちっぽけな人間社会の歴史の長さに比べたら、僕たちが生きているのなんて、ほんの一瞬なんだ。最初から、なんでもどうにかできると思ってはいけない」
 そして、彼の尊敬する第5代国王の例を用いて、こんな話をしました。
 「そもそも、僕たちができることなんて、限られている。だから、自分にできることを、等身大でがんばればいい。できることを、すればいい。僕たちの国王はいつもこう言っているんだ。『小さくても、できることをすればいい。最初は小さな動きでも、いいものは、波紋のようにどんどん広がっていくんだよ』ってね。
 だから、自分がどうにかできることにフォーカスするんだ。それ以外のことについて、課題を見つけて嘆いたりしていても、仕方がないんだよ。自分の身の丈を超えて、生真面目に思い悩み過ぎてはだめだ」
 彼は、茶目っけたっぷりに、こう言ってくれました。
 「肩の力を抜いて、リラックスして、こう思うことも大切なんだ。『これでいいのだ』ってね」

  御手洗瑞子著「ブータン、これでいいのだ」より
# by Bible-door | 2012-05-23 10:48 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

ブータンの人々の祈り

 特に宗教の専門家でもない、「普通のブータンの若者」である彼女が、さらっとこの説明をしてくれたことは、心に響きました。彼女は「私たちは、現世のためにあまり祈らないし、自分のためにもいのらない」とも言うので、冗談半分に日本の絵馬の話をしてみました。
 「日本では神社で祈願する時に絵馬にその祈願を書いて奉納するという習慣があるの。その絵馬を見てみると『志望の大学に合格しますように!」とか『彼女ができますように』とか、たくさん書いてあるよ」
 すると彼女は「そんな個人的な、世俗的なこと祈るの!? 本当に!?」と驚き、少し考えてからこう言いました。
 「でも、祈るほど強く願うことがそんな現世の個人的なことだったら、それがうまくいかなかった時、苦しいだろうね」
 輪廻転生を信じ、いつもうっすらと来世を意識し、老後には毎日来世のために祈る。ブータンの人にとって「今の人生」のとらえ方が、私たち日本人とは違うのだろうなあと感じました。

  御手洗瑞子著「ブータン、これでいのだ」より
# by Bible-door | 2012-05-23 10:31 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

のんきなお医者さん(3)

医者 「じゃ脈をみよっか」
 「はい、お願いします」
 (先生、私の手首をとる)
医者 「いやー、きみブータン人じゃないんだね!びっくりしたよ。民族衣装だし、見た目も似てるからさ、てっきりブータン人だと思ってた。でも名前がTamakoって見たことないからさ。受付の間違いかと思って。何の書き間違いだろう、Lhamoかなぁ、Tashiかなぁ、なんだろう、って思っててさ。そっか、日本人かぁ、日本のどのへん?」
 「先生、いま脈数えてますでしょうか・・・・・・・・・・・・」

  御手洗瑞子著「ブータン、これでいいのだ」より
# by Bible-door | 2012-05-23 08:26 | ひと休み | Trackback | Comments(0)

のんきなお医者さん(2)

 (3日前から具合が悪く臥せっており、やっとこの日病院に行ったところ混んでいたので、廊下のソファーで1時間ほど横になって順番を待った上で診察室へ)
医者 「う~ん、たしかにキミ、具合悪そうだねぇ。今日来た患者さんの中で一番具合が悪そうだ」
 「はい・・・・・・」
医者 「ちょっと、しばらくここに横になっててくれる?」
 「はい」
 (10分経過)
医者 「どう?治った!?」
 ・・・・・・・。んなわけない!

  御手洗瑞子著「ブータン、これでいいのだ」より
# by Bible-door | 2012-05-22 19:58 | ひと休み | Trackback | Comments(0)

のんきなお医者さん(1)

 3日ほど風邪を引いて、だいぶ回復したと思ってうっかり油断したところ、ぶり返したのか、まただいぶ悪化してしまいました。さすがに病院に行くかと思って行ったのですが・・・・・・・・。
 結果、「風邪で病院に行った私がばかでした」と思いながら帰宅することになりました。いくつか、お医者さんと私の会話をご紹介します。

 「3日前から熱と頭痛があり、昨日少しよくなったのですが、昨夜から吐き気がします。」
医者 「ごはん食べられてる?」
 「昨夜からは、吐き気がするのでごはんも食べられていません・・・・・・・」
医者 「あ、なんだ、ごはん食べられてないの。だから具合悪いんだよ!」
・・・・・違うよ。逆です。まさかのループ会話です。

  御手洗瑞子著「ブータン、これでいいいのだ」より
# by Bible-door | 2012-05-22 19:50 | ひと休み | Trackback | Comments(0)

愛し合う

Most of all, love each other as if your life depended on it. Love makes up for practically anything.
 何より、互いに愛し合おう。まるで自分たちの生活がそれによって決まってしまうかのように。愛はあらゆるものを補うのだから。Ⅰペテロ4:8


 「愛し合う」というと、ふつうは男女間のこと言う。しかし、聖書の使いかたは違う。人と人との関係のことを言う。助け合う、互いに尊重する、補い合うなどさまざまな側面をもつ、深い意味のあることばだ。この意味を「愛」いがいの一言で表すのは難しい。しかし、これが実践できているかどうかで、その生活が決まる。まるで天国か地獄かのように。
# by Bible-door | 2012-05-22 19:37 | 今週の聖書The Message(私訳) | Trackback | Comments(0)

鍵はこころにある

39.Keep vigilant watch over your heart; that's where life starts.
 油断することなく自分の心を見張れ。いのちはそこから始まるから。箴言4:23


 先日テレビを見ていると、ある人のことが報じられていた。外国からアメリカにやって来て、苦労し、60歳で大学を卒業した人の話だ。はじめは言葉も分からず、それだけでも大変だ。それでも、働きながら勉強を始め、やっと60にして大学を卒業。その人の言葉がいい。「豊かさはポケットの中にあるのでなく、心の中にある」。
# by Bible-door | 2012-05-22 17:59 | 今週の聖書The Message(私訳) | Trackback | Comments(0)

愛の表現方法-まるで異なる言語のよう

 私が思うに、問題は、わたしたちがひとつの根本的な真実を見過ごしてきたことにある。人はそれぞれ異なった愛情表現を通して自分の気持ちを伝えようとするということだ。
 
 言葉の違いを例にとって説明してみよう。
 この世界には、日本語、中国語、英語などさまざまな言葉を話す人々がいる。同じ言葉を話す人間とコミュニケーションするのは簡単である。だが、自分と異なる言葉を話す人間とコミュニケーションをしたければ、相手の話す言葉を習わなければならない。
 愛情表現に領域においても事情は基本的に同じなのだ。あなたとパートナーとの愛の表現法は、中国語と英語のように違っているかも知れない。どんなに一生懸命に英語で気持ちを伝えようとしても、相手が中国語しか理解しなければ、伝わりようがない。・・・・・・・・・・・・

 真剣だけでは足りないときもあるのだ。愛をうまく伝えたいなら、パートナーに理解できる表現方法を学ぶ必要がある。

  ゲリー・チャップマン(結婚カウンセラー)著「キケンなふたり-愛を救う5つの危機脱出作戦」より
# by Bible-door | 2012-05-18 10:51 | 恋愛、結婚、家庭、人間関係 | Trackback | Comments(0)

自分を赦す

 なぜ自分に謝らなければいけないのでしょう。
 広い意味では、他人に謝罪する同じ理由で自分にも謝罪をするのです。目的は、関係の回復です。他人に謝罪をするとき、あなたはその謝罪が二人の間にある障害を取り除いてくれることを期待し、それによって二人の関係が成長・発展しつづけることを望みます。
 自分に謝罪するのは、あなたが”こうなりたい”と思う人物(理想の自分)と実際のあなたという人物(現実の自分)との間の感情的不均衡を取り除きたいからです。理想の自分と現実の自分の距離が大きければ大きいほど、内面的な感情的葛藤は一層強くなります。
 心に安らぎを感じるのは、理想の自分と現実の自分の距離が取り除かれたときです。自分自身に謝罪すること、そしてその後に赦しを体験することが、その距離を取り除いてくれるのです。

 ゲーリー・チャップマン、ジェニファー・トーマス共著「赦しをもたらす5つの方法」より
# by Bible-door | 2012-05-18 10:31 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

豊かさはポケットの中にはない

 先日テレビを見ていたら、ある人のことが報じられていた。外国からアメリカにやって来て、苦労し、60歳で大学を卒業した人の話だ。はじめは言葉も分からず、それだけでも大変だ。それでも、働きながら勉強を始め、やっと60にして大学を卒業。その人の言葉がいい。「豊かさはポケットの中にあるのでなく、心の中にある」。味わい深い言葉だ。旧約聖書、箴言の言葉を思い出した。「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」
# by Bible-door | 2012-05-15 07:41 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

魔法の言葉「にもかかわらず」

 先日テレビで、絶望を希望に変える「魔法の言葉」というのを知った。どんな絶望的な状況にあっても、「にもかかわらず」という言葉を使うと、気持ちがほんの少し変化してくるという。
 食べ盛りの息子3人を抱え、主人の仕事がなくなって1年余り。今月は学費の納入もあり、かなり絶望的な状況だ。早速、試してみる。「お金がない。にもかかわらず健康だ」
 ん―。あまり効き目がない。とりあえず、さらに続けてみる。「にもかかわらず子どもたちは健康だ」「にもかかわらず私には仕事がある」。だんだん何も思いつかなくなる。
 「今日は天気だ」「コーヒーがおいしい」など、かなり無理をして10個ひねり出した。なかなか良い状況が浮かんでこないことに、少し笑ってしまった。苦笑いだが・・・・・・・・。これも効果というのだろうか。
 夕飯の時、息子に試してもらうと、すぐに「家が貧乏だ」と唱え始める。何も言わないのに、状況設定が同じだ。「学校が楽しい」「俺は頑張っている」。少し考えて、「夕飯がおいしい」。喜んでいると、すかさず「苦し紛れだけどね」と笑う。息子にも、少しだけ効き目があったようだ。

 朝日新聞「ひととき」の欄(東京都 土門 久美子 介護ヘルパー51歳)






































































































# by Bible-door | 2012-05-11 18:18 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

洗礼

 私は1952年7月5日、洗礼を受けた。札幌医大病院の重症病棟のベッドの上であった。自分の罪を告白し、その罪の許しである洗礼を、札幌北一条教会小野村林蔵牧師から受けた。涙が流れて、とどまることを知らなかった。立会った人々も、幾度も涙を拭っていた。
 ところで私は、長い間イエスの洗礼に納得がいかなかった。なんとしても不可解であった。私が洗礼をうけ、涙を流したのは己が罪の故であった。しかし、神の濃いエスには罪のあろう筈がない。そのイエスがヨルダン川で、バプテスマのヨハネから洗礼を受けている。これを一体、どう理解したらいいのだろう。イエスにも罪があったと解釈する人もあるかも知れない。なぜなら、洗礼は罪の許しを受けるしるしなのだから。が、イエスが宣言されているとおり、イエスに罪がある筈がない。
 となると、どういうことになるのか。わからぬことはわからぬままにして置くことが、聖書解釈にとって大事な場合もある。聖書に強引な解釈を試みるのは、人間の傲慢である。われわれ人間がすべてを理解できると錯覚するところから不信仰がはびこる。
 さて、ある時、三浦はふとこう言った。
 「キリストの受洗は十字架の一端かも知れない」と。
 私は、はっと目からうろこが落ちたような気がした。罪なきキリストが十字架にかかったのであれば、罪なきキリストが洗礼を受けても不思議はない。そこには、私たち人間の計り知れざる神の計らいがあるのであろう。やはり十字架に鍵があるのだと思う。

 三浦綾子著「イエス・キリストの生涯」より
# by Bible-door | 2012-05-11 17:51 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

ことば

 「私たち人間が自分について語る時、それはたいてい『自慢話』か『愚痴』と決まっている」と言った人がある。自己中心的な人間性を抉って(えぐって)名言だと思う。
 では、かかる人間性をもったわれわれが他人について語る時はどうだろうか。自慢話の好きなわれわれは「他人の悪口」が好きで、悪口よりも更に好きなのは「他人を見下げる、馬鹿にする」ことだろう。聖書には、「そしる者」を、「不品行な者」「盗む者」「姦淫する者」と同列に書かれてい、「そしる」という語は三十回も聖書に出てくる。
 「そしる」とは「悪口をいう」ことであり「ののしる」ことだそうだ。「嘲笑」「嘲弄」は更に思い上がったののしりを意味するが、「嘲笑う」なる語も聖書に七回出てくる。しかもこの七回が、悉く(ことごとく)イエス・キリストに対して使われている。
 私たち人間というものは、なんと傲慢なものなのであろう。イエス・キリストを嘲笑するほどに思い上がっているのが、人間の姿なのだ。

  三浦綾子著「イエス・キリストの生涯」より
# by Bible-door | 2012-05-10 12:09 | 心がうなずいたいた言葉 | Trackback | Comments(0)

いのちに責任を持つセックス

 しかし、皆さんにぜひ知ってほしいことは、「セックスは赤ちゃんが生まれる可能性がある行為である」ということです。赤ちゃんが生まれる準備ができていない、また生まれてくるいのちに責任が持てない間は、赤ちゃんが生まれてくる可能性のあるセックスはしてはいけないということを知ってほしいのです。 
 ところが現代は、「結婚していなくても、ティーンズであっても簡単にセックスしてもいい」という情報があふれています。漫画や小説を読んでも、TVのドラマやトーク番組でも、男女交際をしたらセックスするのは当然とでもいうような表現を見聞きします。
 そんな中で、中高生でもセックスの経験のある子人がどんどん増えていっています。セックスをしている子の数が増えるということは、セックスそのものに対するハードルが低くなってしまいます。
 「セックスしても、妊娠しない子はたくさんいる」と思うかもしれませんが、たった1回のセックスで妊娠する子もいます。「コンドーム(後で説明しますが)で妊娠しないようにしている」という人もいるかも知れませんが、コンドームの避妊率(使用したときに妊娠を防ぐ確率)は90%前後、付け方によってはもっと低いかも知れません。小さないのちに対する責任や自分の人生への影響を考えると、この避妊率は決して高い数字とは言えません。
 また性感染症(これも後で説明します)の問題もあります。なによりも、将来結婚するかも知れないパートナーとの絆にも影響があることなのです。
 セックスを簡単に考える時代だからこそ、あえて「生まれる可能性のあるいのちに対して責任が持てるまで、自分はセックスしない」という生き方を選択してみませんか。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ティーンズを「NO SEX」で過ごすなんて、そんな考え方は古いと思っている人がいるかもしれません。実際私自身が、「そんな性教育なんて意味がない」と非難されるくらいですから。
 確かに、「ティーンズであってもセックスしていい。セックスすることはそれぞれ自由に決めるべきだ」という意見も多く聞きます。今や、この考え方が主流になっているかもしれません。しかし、周囲に流されずに、自分が正しいと思う生き方を見つけることが、自分の人生を大切にすることではないでしょうか。
 「いのちに責任が持てるまでセックスしない」という生き方は、少数派かもしれませんが、確信を持ってこの生き方を選択することを勧めます。
 さらに、皆さんにお願いがあります。「結婚していなくても、ティーンズであってもセックスしていい」という言葉に出会ったら、「本当にそれでいいの?今の私たちは赤ちゃんに対して責任を持つことができないんじゃないの」という言葉を発信してほしいのです。
 これを読んだ皆さんがそのように発信することで、ティーンズのセックスに対する考え方が今とは違う方向に流れ出すことを願っています。
 みんなの力で世の中を変えましょう。まずは動き出してみませんか。

永原郁子(マナ助産院院長、いのち語り隊代表)著「ティーンズのための命のことが分かる本-生と性のはなし」より


# by Bible-door | 2012-05-09 13:38 | 恋愛、結婚、家庭、人間関係 | Trackback | Comments(0)

幸せな家庭を築くための十か条

 そして、もし結婚という人生の選択をしたときに、本当に幸せな結婚生活を築いてほしいと願わずにはいられません。
 ところが厚労省の調べによると、三組に一組は離婚をする時代です。
 幸せな家庭を築くことがどいういうことなのか、またどういうことに気をつけたら幸せな家庭を維持できるのか、結婚する前に学ぶ必要があると思うのです。
 「結婚前には両目を開いて相手をよく見ること。しかし結婚してからは片目を閉じよ」という言葉を聞くことがありますが、私の考えは少し違います。「結婚前には両目を開いて相手をよく見ること。そして結婚後はさらに大きな目を見開いて相手を見ること。思い通りにならないからと言ってあきらめたり、我慢したりするのではなく、しっかりと向き合って、お互いに幸せな夫婦関係を築くこと」と言いたいところです。結婚とは「二人ならではの、とびきり居心地のいい家庭を築こう」と決心し、それに向けて二人で協力し合って創造していくものなのです。
 私が講演で話す「幸せな家庭を築くための十か条」をご紹介しましょう。

▲その1 家庭とは二人で築き上げるもの▲
 お互いに育った家にはそれぞれの習慣や生活の仕方があります。食べ物やよく使う言葉なども、それぞれの家庭に特有のものがあるかも知れません。それぞれ違う環境で育った二人が一緒に生活するのですから、相談して調整していく必要があります。・・・・・・・・・・・

▲その2 言うより聞くことを大切に▲
 ・・・・・「自分が絶対に正しい」ではなく、パートナーの意見を聞くことです。そして、自分の考えを言うときは、「私はこう思う」と、自分の意見を押し付けないことです。・・・・・・

▲その3 共感し合うこと▲
 パートナーが言ったことや表現などから、どんなことがあったのか、どんな風に相手がそれを受け止めたのかなど想像力を働かせて、その心を読み取って、「そんなに腹が立ったのか」「悲しかったね」「悔しかったなあ」「そりゃ、よかったね」「嬉しいね」と表現することです。・・・・・・

▲その4 一日一回は「ありがとう」を▲
 言葉の中で一番美しいのは「ありがとう」だそうです。感謝の心「ありがとう」は、言った人も言われた人も笑顔になります。笑顔は人の能力を高めるそうです。難しい顔をしているより、笑いのあるほうが病気も治りやすいとか。家族一人ひとりが自分の能力を生かして充実の一日が送れるかどうかの決め手は、家庭で交わされる「ありがとう」かも知れません。・・・・・・・・

▲その5 支えられたり、支えたりの関係づくり▲
 長い結婚生活の中には色々なことが起こります。自分が弱ったときにはパートナーに支えてもらい、パートナーが支えを必要としているときには自分の頑張りどきです。例えば病気をしたときです。大きな病気であれ、小さな病気であれ、心づくしの看病をしたいですね。「この妻でよかった」「この夫と結婚して本当によかったわ」と思える絶好のチャンスです。・・・・・・・・

▲その6 何でも二人で決める▲
 大切なことや買い物などは絶対に一人で決めないこと。相談する、それが失敗しないコツです

▲その7 男性は女性に絶対に暴力をふるわない▲
 ・・・・・・・・・・・力の強いものが弱いものに暴力をふるってはいけません。暴力は相手を力で支配しようとする行為です。身体的な暴力だけでなく、精神的な支配も暴力には違いありません。力で相手を思いのままにするのでなく、夫婦は対等な関係を築くのがどちらにとっても幸せなことなのです。

▲その8 社会との協調性を大切にしよう▲
 お互いの家族や友だちを大切にすることです。自分のパートナーを育ててくれた家族ですから大切な存在です。実家に行くのを嫌がったりせず、仲良くなることを目指してください。・・・・・・・・

▲その9 家族の絆を大切に▲
 結婚式・新婚旅行・新居・子どもの誕生・公園・遊園地・プール・キャンプ・・・・・・・・・・帰省・介護・家族の病気など、家族は共に色々な経験をします。年老いたときに、「あのときはね・・・・・」「ああ、そうだったね」と言い合えるのが夫婦です。たくさんの「あのとき」を蓄えるのが絆ではないかと思います。

▲その10 セックスレス夫婦にならない▲
 不思議なことですが、最近は結婚前はセックスするのに、結婚してからセックスをしない夫婦が増えています。「夫婦になってからセックスする気がなくなった」という言葉も聞きます。いいえ、セックスは夫婦だけに許された愛のコミュニケーションです。

  永原郁子(マナ助産院院長、いのち語り隊代表)著「お母さんのための性といのちの子育読本」より

# by Bible-door | 2012-05-09 11:23 | 恋愛、結婚、家庭、人間関係 | Trackback | Comments(0)
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道を照らすライトとしてバイブルを手にし、この旅路を歩みたいと願いつつ・・・・


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